契約書からビジネスモデルの課題も整理して、より精度の高いモデルを描く。

契約書を作成する理由は、色々あるかもしれません。多くは「リスク」を知りたいということでしょう。

リスクを知るというための「整理する」ということができます。

 

何を整理するのか?というと「ビジネスモデル」を明確に整理していきます。頭の中で描いているモデルや漠然としたモデルに対する不安などを解消できるツールとしても役に立ちます。

 

ビジネスモデルを描くのに役立つとはどういうことでしょう?

 

契約書の整理の視点

契約書で整理できることは「5W1H」です。え?という感じかもしれませんが、まずは「文章チェックの基本」と同じですね。

 

いつ、どこで、誰が、何を、どのようにということが整理できます。いうならば、5W1Hをチェックしていくというのが契約書のチェックです。

 

例えば、「AはBに対して、平成○○年○月○日までに・・・・」という条項をきちんと5W1Hの視点でチェックして曖昧なものがないか?を見ていきます。

 

そうするとビジネスモデルが整理されていきます。

 

リスクが何か?というのも「あいまいさ」からリスクを考えることができますし、「この場合は?」というフローも考えることがしやすくなります。

契約書でビジネスモデルを再点検

契約書をチェックする、作成するということは、ビジネスモデルを整理するということ。

 

関係者が、いつ、どこで、誰が、何を、どうするのか?を整理して、ビジネスモデルの課題を明確化できます。そして、頭や数字で描いていたビジネスモデルを法的な観点から再点検できます。


この際に一つしていただきたいことが、第三者の目を入れることです。

 

理由は、「当事者だけしかわからない」をチェックするためです。特に注意していただきたいのが、専門用語・業界用語や曖昧な言葉。第三者の目でチェックしで「誰が読んでも明確」ができているか?です。

この際に、法律の専門家も加えると、ビジネスモデルの法的課題やリスクも明らかになってきます。さらに、他の事例を踏まえたり、裁判例を踏まえたビジネスデザインを契約書作成のプロセスで提案もあるでしょう(当事務所ではビジネスモデルを描くことの提案もしています)。

 

契約書からリスクを知るということの効果。第三者の目を入れることの意味。

これはビジネスモデルを再点検しながら描くという効果があります。

 

是非、取り入れてみてください。